2005年 11月 15日
遂に観ました。
ども、げんりでおま。
「ハウルの動く城」を観ました。言わずもがなDVDですよ?(じゃあ言うなよ) 原作を読んでいないので何とも言い難いと言えてしまうのがそもそも問題ではありますが、この作品について幾ばくかのツッコミを。ちなみにネタバレありです。ご注意ください。 恋愛ドラマとしての「ハウルの動く城」。宮崎アニメにおいてここまでコテコテな恋愛描写は初めてであり、今までの作品に見えるヌルイ描写に比べたら一般的にまともな域なのですが、宮崎アニメというカテゴリーの中では非常に特異な作品になっています。つまり、恋する乙女が介在する余地のなかった、少年少女の冒険活劇的な要素が強かった宮崎アニメの中で、初めて恋する乙女を登場させた記念すべき作品と言えるかも知れません。 たとえば、「耳をすませば」は原作が原作なだけあって少女漫画を宮崎駿が解釈したという風にとらえることができますが、雫と聖司の関係は少年少女のものであって、恋愛は恋愛でもちょっと幼い感があります(だって聖司の告白が「結婚してくれ」ってねぇ…) 一方「紅の豚」では紳士(馬鹿ばっかですが)淑女の恋愛であって(フィオの立場はすごい微妙)、いわゆるドラマや映画で描かれがちな青年層の恋愛は「ハウルの動く城」が初めてだと言えるわけです。 しかし、制作発表で述べられていた「恋愛もの」と言うにはハウルとソフィーの関わりが希薄なような。もっとふんぐほぐれつの夫婦喧嘩をやって欲しかったところ。いつの間にかハウルはソフィーを好きになってたし。もうちょっと紆余曲折を経て欲しいけど、映画という制限には抗えなかったって事ですか… 何が言いたかったかというと、宮崎アニメとしては特異な恋愛ドラマではあるんだけども、世間一般的には恋愛ドラマとして認識するにはパンチが弱いというか、何か中途半端だなぁ…という… 言うならば、欧米のB級映画みたいな印象を受けたわけで…(汗) 他のProjectGCGメンバーにも意見を訊きたいところですな。
by projectgcg
| 2005-11-15 23:59
| 徒然日記
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